実写版幽遊白書ストーリー予想:「壮大な謎」とは何ぞや?
こんばんは。
さて、今回は幽白実写化の公表記事の中に記載のあった最大の引っ掛かりポイント「壮大な謎」について考察していきたいと思います。
シネマトゥデイの実写版幽遊白書の公表記事の中に、こういう記載があります。
やがて幽助は、霊界探偵として、人間界・魔界・霊界を舞台にした壮大な謎に巻き込まれていく。
さて。
「人間界・魔界・霊界を舞台にした壮大な謎」……?
多くの方がご記憶の通り、原作の漫画版幽遊白書はジャンプ的なバトル漫画であり、「謎」を説くような要素が物語の主流になることはありませんでした。
しかし、この記事にこうした記載がある以上、実写版幽白では謎解き要素がクローズアップされるということは確実と思われます。
さて、この謎とは何のことか?
原作で、三界を股にかけるような謎を生み出せるような存在。
これ、実は一つ覚えがあります。
皆様は、原作の物語の終了間際に登場した、霊界のカルト組織「正聖神党(せいせいしんとう)」を覚えておられますでしょうか?
自らを神の使徒と位置づけ、かつては粛清と称して人間界に「異次元砲」なる強力な兵器を撃ち込んでいたという過激派です。
過激派といっても以前は霊界の主流派で、数千年に一度は人間界は「粛清」に曝されていたという、極めて独善的かつ狂暴な組織です。
さて。
この「粛清の根拠となる"神"」とは何者なのでしょうね?
「神の怒り」と称して大量虐殺を行うのですから、かなり狂暴な神であることは間違いなさそうです。
そもそも、幽遊白書の世界に「神」は存在するのかという疑問が湧きますが、これは存在するといって間違いなさそうです。
その根拠は、雷禅の想い人、幽助の遺伝上の母、食脱医師。
彼女は、密教の修法でもって自分の体内で精製した免疫を、病人に分け与えるという方法で、病苦にある人間を救っていたのです。
密教の修法というのは、基本的に「真言」でもって仏尊に呼びかけ、加護を得るというのが基本です。
つまり密教の諸仏は幽白世界において実在し、食脱医師はじめ行者たちに加護を与えて修法を成さしめるのです。
つまり。
「幽白世界に神仏は実在する」
「密教の仏尊だけではなく、他宗派の神仏も存在しているはず」
という前提が成り立ちます。
すると必然的に、
「正聖神党の奉じる"邪神"としか言いようのない狂暴な神も実在している可能性が高い」
という結論が導けるのです。
さて、改めて「人間界・魔界・霊界を舞台にした壮大な謎」に戻ってみましょう。
三つの世界を股にかけるという大規模な謎。
人間界はまだしも、閻魔大王擁する霊界。
そして、三竦みが並び立つ魔界の頭越しに、何らかの陰謀的なものを巡らせることができる「何者か」が存在しているはず。
ここまで桁外れの「何者か」。
もしやこれ、「正聖神党の奉じる邪神」なのではないでしょうか?
結論:「人間界・魔界・霊界を舞台にした壮大な謎」とは、正聖神党の奉じる邪神とその信徒が巡らせる陰謀である。
こうした予想をしておきます。
当たっていますかどうか。